はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこ庵でございます。 NHKスペシャル『老人漂流社会~老後破産の現実』を観ていました。 前回の『若年女性の貧困』に続く、ショッキングなレポートです。日本社会は明らかに 病理型社会であり、政治力低下社会であり、破綻社会であるという、重い現実に暗澹たる 気分になります。 「独り暮らしの高齢者が600万人に迫る勢いで急増。 その半数近くが生活保護水準以下の年金収入で切り詰めて暮らしている。 いわば“老後破産”ともいえる厳しい現実を描く。」 確かにこの社会の現状の深刻な側面ではあると思います。しかし、その一方で富裕層の極端な 贅沢ぶりが別番組で特集されたりしています。そして「格差社会」の現実を思い知らされ るのです。極端な貧困と極端な富裕・・・それが戦後社会がもたらしたものなのでしょうか。 何かが間違っており、何かが病んでいる。 あきらかに増税前よりも増税後の方が国民生活は苦しくなっており、富裕層はより豊かに 税制的には優遇されているのです。 この荒涼とした現実は、私たちの魂のあり方を象徴しているのかもしれません。 何かが間違っており、何かが病んでいる・・・そんな社会の終焉のが垣間見える番組でした。
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NHKスペシャル『老人漂流社会』
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