Quantcast
Channel: ドームハウス日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 865

お遍路の里で現代アート・ミュージアム

$
0
0

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

(完成した美術館と衛門三郎の里本館)



はい、どっと・いぶにんぐ(=^o^=)やまねこ亭でござります。

金持ちケンカせずおじさんと近くオープンの『衛門三郎の里 美術館』の打ち合わせ

をしていました。

「衛門三郎の里」は松山市浄瑠璃町の八坂寺参道わきにあります。

お遍路の里として親しまれた田園風景の中、お四国札所の浄瑠璃寺、八坂寺そして文殊院

などが点在します。

そんなお遍路の里に「現代アート美術館」をオープンするというI館長さんの抱負などに

耳を傾けていました。こっそり展示予定の関根伸夫さんの大作なども見せていただきました。

なかなかのインパクトです。

御年75歳のIさんが30年来精魂込めてコレクトしてきた現代美術の数々を公開してくれる

というアート・ファンには垂涎のアート・スペースになりそう。

 衛門三郎の里 現代美術館

開館 5月18日 午後1時30分 オープン・セレモニー

オープン時は日本で唯一と言われるアート派の発端 モノ派の作品群を展示します。

関根伸夫、菅木志雄、川俣正などなど。現代アートの絵画、インスタレーションなどが

公開予定。美術館脇の巨石はモノ派の菅さんの作品です。

本館「衛門三郎の里」は開店10周年のお遍路ショップ、館内には山頭火研究で著名な

大山澄太翁の貴重な資料などもあります。

お四国遍路開創1200年となる2014年を期しての開館です。

お遍路の里はアートの里でもあるということでしょうか。

モノ派・・・60年代末から70年代初頭にかけて現われた、「具体」と並ぶ戦後の日本美術史の重要動向。主に木や石などの自然素材、紙や鉄材などニュートラルな素材をほぼ未加工のまま提示することで主体と客体の分け隔てから自由に「もの」との関係を探ろうと試みた一連の作家を指す。関根伸夫の作品《位相-大地》(1968)が嚆矢とされたが、明確なグループが形成されたわけではない。関根以外の主な作家は李禹煥、菅木志雄、高松次郎、成田克彦、吉田克朗、小清水漸、榎倉康二、野村仁、狗巻賢二、原口典之、高山登らで、特に李を理論的支柱として展開した。彼らに目立つ「作らない」姿勢は60年代の反芸術において醸成された傾向だが、現象学を援用した李の「あるがままの世界との出会い」、関根の「概念性や名詞性のホコリをはらってものを見る」といった老荘思想経由の言葉に代表されるような哲学・思想との強い結びつきも大きな特徴。李、菅の二人がもの派の延長で2010年代に入ってなお旺盛に論理を深化させている状況を見ても、そのアクチュアリティはきわめて長期にわたっているといえよう。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 865