『夜が来る』小林亜星
はい、どっと・こむばんは(=^o^=)やまねこ亭でございます。 ドームハウスの秋の模様変えに勤しんでいました。 夏の間は、パソコン・ルームを一階に移動しているのですが、二階のアトリエに 戻しました。 床掃除やレイアウト替えもすませ、薪ストーブに火を入れます。 昨日の豪雨の湿気を飛ばすためです。 来月からのための試運転でもあります。 煙突掃除も近く最終チェックをして、再び薪ストーブ・シーズンを迎えます。 薪の手配も進めなくてはいけません。 大工さんにもらったり、里山の雑木林から得た薪の薪割りをしたりです。 自然エネルギーで冬を過ごすのもなかなか、味わい深いものです。 「火を起こす、火を守る、火を継ぐ・・・・。 灯油や電気やガスで暖をとることがごく普通の生活としているわたしたちは、 人工の火を熱効率として生活します。 しかし、人間は火を森から得てきた長い歴史があります。 人間は自然との共生から火を利用することを学んできたのです。 科学哲学者ガストン・バシュラールは「火の精神分析」の中で 「人間にとって「火」の支配は生きていく上で必要不可欠のことだった。 つまり、いつでも火をおこせるようにするための工夫を知らなければならない。 たき火やストーブを支配することがヨーロッパではずっと父親の仕事であったと言う。 火をつけるのは簡単になったとしても、その火を激しく燃えさせて、 なおかつ安全な状態のままに制御する技術は簡単ではない。」 と父親が火を扱う役割であったことを指摘しています。 原始に猛獣から家族を守るために火をともした父親とは、 おそらく日本では「火男」と呼ばれます。 「ひょっとこ」=「火男」のあの顔は、火吹き竹を吹く顔なのですね。 薪ストーブで「火と共に暮らす楽しみ」を家族とわかちあいたいものです。」 秋の夕暮に暖を求めて、ストーブに薪を灯す楽しみ。 火吹きだけで火を興す・・・火男はひょっとこになるころに収穫の秋祭りかな。