「夢の里の奥池」
どっとイブニング!(^^)!
いつものように、ぶ~んという草刈りの音が聞こえます。
家の近くで音がしていたので、お水を持っていきました。
Y社長と話をするのは久方ぶりです。
「最近気がついたんだ。『成るときに成る』って。これまでわしは、なんとかしよう、決着つけようと、一生懸命ああでもない、こうでもないと考え続け、いろいろやってきた。
そうじゃないんだよ。自分の考えとは無関係にいろんな出来事が起こりそれが重なり合って、成るときに成るんだ。
自分はできることを一生懸命すればそれでいい。楽になったよ。このことが分かるのにこんな年齢までかかった。」
最近、Y社長、年とったな。と思っていました。Y社長とは8年の付き合いで、もうすぐ80歳になります。
出会った頃も今と変わらす、野良仕事をやっていましたが、たまにピリリとした経営者独特のオーラが出ていました。やまねこが、大型ユンボに乗って、中国の密林を開発していた50代の写真を見せてもらっていましたが、世界各国飛び回っていたY社長、引退してもまだまだ「やらないかん」と熱いものがありました。
私が「年取ったな」と感じたのは、老いたのではなく、要らないものが取れて、スコンと力が抜けて、楽になっていたんですね。
人間の計らいでことが成っているわけでなく、人智を超えたものがある。それに任せて楽になる。
「任せ切る」ということはやまねこから出された課題の1つでもあります。
これ、なかなかの難題です。手放し状態になることで、何にもしがみつかないことですから・・・。
私「社長、ここ夢の里はまだ、変わりますかね?何か成りますか?」
Y社長「変わるよ、成るときに成るよ。」
私「社長、それを見届けて下さいね。」