庭の椿の蕾が膨らみ始めました。
40cmほどの苗木を植えて、7年目にしてやっと花を咲かせます。
2年前から急に背丈が伸び始め、今は3倍ほどの高さになり、
11月に初めて小さな蕾をつけました。
寒肥をやるくらいで、自然にまかせていた椿の木、なかなか蕾をつけないので、
この土地は合わないのかしら?と思って、半分諦めていましたが、もうすぐ花を咲かせます。
「『世界は歌い出されていく』とアボリジニは言う。大地は種子を宿し、種子はその後に
形成される植物の夢見を宿している。そしてその夢見を形にして植物はこの世界に立ち現れてきて、
己を実現すると。
わたしたちは生命を見失っている。現代の病(人と社会の病理)の多くはそこに端を発している
ように思われる。
生命とは物理的な身体のみを指すのではない。生命には夢見が宿されている。現に
わたしたちは夢見る存在であり、生命の夢見のデザインの素子としてDNAがあるので
あって、でたらめにDNAが今日の生命界を創りだしたのではない。多様な形、豊かな色彩、
巧みな戦略 己を夢見て花々はそれぞれに、己を咲かせているのである。わたしたちは
そこに、夢見という意識ないし魂、あるいは精神、スピリット、霊性などと表出される
ものがあるのを見ることができるはずである。夢見と物との波動的な形態形式として
生命現象はある。そして夢見には意識や魂、あるいは精神、スピリット、大いなる神秘、
霊性などと表出されるものが宿されている。」
「夢見る力」おおえまさのり著より
7年目にして己の花を咲かせた椿の木を見て、再度「夢見る力」を読んでいます。
夢見を失うことは生命を失うこと。決して夢見を失うことはなきように・・・。
我が家の椿の木のように、夢見を形にして己を実現したいと切に願う1日でした。
(やまねこ妻)
(やまねこ妻)