『Summer』井上陽水
はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこでおます。お盆に入りました。 夏安居も終盤です。あいかわらず、里山資本主義について考えています。 『里山資本主義』の藻谷さんはこんなふうに私たちの時代を語ります。 「マネー資本主義の勝者として、お金さえあれば何でも買える社会、自然だとか 人間関係だとかの金銭換算できないものはとりあえず無視していても大丈夫、という社会 を作り上げてきたのが、高度成長期の日本だった。ところが繁栄すればするほど、 食料も資源も自給できない国の繁栄などしょせんは砂上の楼閣ではないか・・という不安が 心の中でひそかに湧き出す。」 そんな裏腹な気分をかかえるわたしたちに襲いかかったリーマン・ショックと東日本大震災は、 砂上の楼閣が脆い性質であることを思い知られることになったこの数年です。 マネー資本主義も都市システムもコンピュータ・ネットワークもすべては「仮想現実」の上に 成り立つものに過ぎない・・・そんな不安が誰の心の中にも巣食うようになりました。 里山資本主義とは、そんな危ういマネー資本主義のひずみに対して「身近なところで生活を 循環化することで生活を守る」試みとして注目されています。 株価であれ、金融であれ、地震であれ個人には抗しがたい力として現れるものですが、 里山資本主義はそれぞれの生活実感の中で確かめながら、構築できるものです。 エネルギーも地域地域で小口に作り、地域内で活用します。自然エネルギー、食材の地産地消 補完型ビジネスの構築、地域や仲間の助け合い、ソーシャル・ネットワークなどなど巨大化して しまった社会システムとグローバル・スタンダードへのアンチテーゼのシンボルということなの でしょう。夢の里とべもそんな里山資本主義のパイロット・ファームとして、成長してゆきたい と思っています。