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デフレ・リフレ・インフレ

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(北欧の囲炉裏ハウス)


『天空の城ラピュタ』




はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこ庵でございます。

『里山資本主義』にはまったやまねこは、藻谷浩介さんの前著『デフレの正体』を

買ってきて読んでいます。

アベノミクスは、デフレ脱却を目指して金融緩和など「三つの矢政策」で

株価改善と円安で一定の成果を出しているという、ニュースが連日なされています。

株価と地価の暴落から始まったバブル崩壊から20年。物価が持続して下がることをデフレ

と言うそうですが、資産バブル崩壊→資産デフレの流れですね。

「有する資産価格(地価、株価)の下落により、企業や家計にキャピタルロス(含み損)が発生、企業の投資意欲や家計の消費が抑制されることから起こるデフレ現象。バブル崩壊後の日本では、その影響により地価や株価が大幅な下落を記録。また実質所得から消費を省いた分が、キャピタルロスを恐れて貯蓄に回り、投資に回らないというジレンマに陥る「資産デフレ」が、景気回復の大きなブレーキとなっていた。投資欲が低調になるため積極的に設備投資などが行なわれず、経済成長にも支障をきたすことも多い。 」

地価が下がり、担保割れし、株価が下がり、投資が減少し、不景気がさらに価格の下落を

生むというデフレの正体は何かというのが本書のテーマです。

藻谷さんは、GDPの成長率にのみ経済指標を置くことに異議を唱えています。

理由は簡単でGDP何パーセント成長という指標そのものがインフレにもとづくものだからです。

ゆえにアベノミクスのインフレ・ターゲットは物価を2%上昇させればいい、という発想になる

のです。

もうひとつは、藻谷さんは生産年齢人口の減少の波がデフレの背景にあると捉えます。

高度成長の時代は生産年齢人口の増加と開発ラッシュが国内需要を押し上げたのです。

とはいえ、デフレの正体はなかなかはっきりしないという印象はぬぐえません。

マクロな現象は、経済学者さんにまかせて、やまねこは「生活のクォリティを上げる」

ことに専念しようと思います。クォリティの高い生活とは、決してブランド品、高級車

に囲まれた暮らしではありません。やまねこ的に言うと「意識の自由度の高い生活」を

さしています。

分かりやすい例で言うと「ギャンブルで一時的に儲かり豪遊している人」の意識の自由度は

かなり低いということです。もう一度、バブルな世界を・・と夢見ていても始まりません。

暮らしをスローダウンさせて、意識の自由度を高め、「物質を情報に置換する技術」を

洗練してゆくことです。

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