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Channel: ドームハウス日記
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マインド・コントロール

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はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこ遍路でございます。

『金スマ』でX'JAPANのToshiさんの『Toshiが地獄の12年間を激白!』という番組を見て

いました。つぶさにマインド・コントロールの恐ろしさとしくみが取材されていました。

最後にToshiさんが「Forever Love」を熱唱しました。やはり、絶妙・抜群の歌唱力と才能で胸を

打つ人で、告白の内容と考え合わせるとやまねこはとても切なくなりました。

この方は才能に恵まれ、若くしてスターダムにのし上がったために、そのことがカルト教祖に

狙い撃ちにされたという側面が否定できないからです。

toshiさんの再出発とマインド・コントロールとの取組みが良き進展をすることを希望します。

それにしてもマインド・コントロール、詐欺や洗脳のたぐいが多い社会です。

一般に他人の意志の支配を受けることをマインド・コントロールといい、一定の強制的手法を

伴えば「洗脳」と言われます。洗脳は「人格破壊と改造」といったスタイルをとりますが、

後者は、当事者も気づかないうちに他者の意志に支配されてしまうこともあり、少し注意が

必要です。たとえて言えば、過労死は洗脳の結果ですが、恋愛はマインド・コントロールに

似ています。過労死に至る労働至上的価値観は、多様なイデオロギーが一極に固定された

特殊な精神状態に追い込まれる自爆装置とも言えるものですから、洗脳に似ていると言える

でしょう。一方、恋愛は中身が「愛情関係」であるだけに「あなたの虜になりました」という

のは、他者の支配を全面的に受け入れるということになりますね。

ただ、このふたつ仕事と恋愛は「いつでもやめる自由が確保されている」ために洗脳ともマインド

コントロールとも言えない側面を持っているのです。真のマインド・コントロールは、本人の

自由意志に強く介入するものであるからこそ、危険なのです。ベスト・セラーとなった

スティーブン・ハッサンの「マインド・コントロールの恐怖」によれば・・・

『私達は、その時その時で悩みを抱えていたり、たまたま暇な時間を
持て余していたり、内向的に自分を深く見つめている時など
あらゆる場面を持っています。人間は 誰でも心に隙や渇きを持っています。
偶然、相手と相性が良かったり、道で声をかけられたり、親切に
相談に乗ってくれたり、また溢れるような愛情表現をされたら、
それを拒否できるでしょうか。マインド・コントロールの第一段階は、
人と人との距離感や、その人の生育歴などが影響し、まずは相手に
警戒心を持たせない巧みな交わりの中から、土に種を蒔くように、
初期段階を固めていきます。相手を騙して強引に引っ張り込む
パターンもありますが、そういう所は団体名を知られているので、
正体を隠し近づいてきます。わざわざ自分から、マインド・コントロールを
かけて下さいと申し出る人などいません。この対人距離の取り方、
迷いや寂しさを埋めるという当初の目的を果たせばマインド・コントロールの
初期段階は終了ということになります。もちろん、本人には そんな事実を
知る術はなく、興味のある場所が出来たくらいにしか感じません。』

「人間は 誰でも心に隙や渇きを持っています。」そんな心の隙間を縫うようにソフトに近づく

人間関係やふとした出会い・・・若い人ならこれが「恋」や「チャンス」や「幸運」や「成功」

という魅惑のキーワードとともに囁かれたら、耳を傾けないのも難しい場合もあるかも。

「カルトではない、しかし同じ危険性をはらんでいる」団体やグループは数限りなく

見出される社会です。

「あなたの心のすきまうずめます。」と誰かに声をかけられたら、まず眉に唾をつけて

一度立ち止まって考えるのがいいかもしれませんね。

以前にも書きましたが「疑い深い人ほどだまされやすい」「インチキは無関心に弱い」

「鞭声粛々夜川を渡る」・・だます人たちは夜、川を渡るように忍び寄ってくるものです。

人を支配したり、思い通りの人生なんてありません。思い通りじゃないから、悩み、悩むから

生きられるんだと思います。これは「人生の問題と解決法」をオール・イン・ワン・パックで

発売中のカルト教祖にはきわめて迷惑な考え方です。

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