『カフェ・モカ』ジェス・クック
はい、どっと・さいえんす(=^o^=)やまねこでおます。 「電気ですか―! 電気があればなんでもできる!」 というわけでもありませんが、夢の里では、重機やダンプカーが行き来し、メガソーラーの工事が はじまりました。出力2380キロワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)は2014年 1月の稼働予定です。 薪ストーブのH社長の勧めもあって、我が家の薪ストーブに火を入れてみました。 梅雨時は湿気を乾燥させてくれるのでハウス・メンテに良いそうです。 薪の火を眺めながら、フラーの『バックミンスター・フラーの自己規律』の章を完読しました。 フラーは、メタフィジカルという表現をよく用います。哲学用語では、形而上学的と訳されますが フラーは「物質を情報に置換する」といったいくぶんプラグマティックな意味を込めつつ、一方で 「全包括性、宇宙の完全無欠な調和性およびデザイン」を指して用いています。 do more with lessは、実践知でありながら、全包括的な宇宙の超物質次元の知でもあるのです。 彼は科学者なので「物質」をフィジカル、「精神」をメタフィジカルと対比しているにも関わらず メタフィジカルと言う時、「実験・検証・体験にもとづく宇宙的な叡智」を指し、その普遍性 をシナジェティックスという数学原理に同定しました。ここにフラーの世界の難解さがあります。 とはいえ、わたしたちが物質宇宙で生きていることには変わりなく、メタフィジカルな世界に ドームハウスを建てたり、薪ストーブを設置するわけではありません。 湿気を飛ばしてくれるパチパチと薪のはぜる音、炎の揺らめきを眺めながら、 「メタフィジカルですかー?」とつぶやくやまねこでありました。