(砥部町三角 水満田史跡公園 高床式倉庫 復元)
『神霊狩り』児島まゆみ
はい、どっと・チューニング(=^o^=)やまねこバスでおます。 いよいよ、お盆に向けて帰省ラッシュがはじまりましたね。 故郷でゆるやかにすごす人たちは、帰省のバスや汽車や車や飛行機に乗りついで 里山に帰るのでしょう。子どもたちは夏休みを野山や海や川辺で過ごします。 お盆には、精霊棚をしつらえ、入りの日12日に迎え火を焚いてご先祖様を迎えます。 そして、お盆を共に過ごして明けの日16日に送り火を焚きます。 祖霊とともに過ごす祭りが盆踊りや夏祭りです。 日本人は、良き慣習の中で「盆帰り」を祖霊への供養と追善の機会としてきたという ことでしょうか。家族と共に過ごすお盆とは、いわば魂のチューニングにあたるかな。 ひと時の安らぎを家族と共に過ごすため日々の仕事に勤勉に励む日本的な生活感は、本来は サステイナブルなものでした。 システム社会は、これを散文的に分割して、単なる記憶の断片にしてしまいました。 わたしたちは、再び風流と数寄の文化を取戻し、ゆるやかで穏やかな生活感のなかで過ごす べきではないでしょうか。 豊かさの指針を経済から「知恵の文化」にシフトしてゆくべきかな、と思っています。 もし、そんな里山が新たな時代のキーワードになるとしたら、都市型・田園型という二者択一 の仕事選びもしなくてよくなるでしょうし、過疎も過密もやわらぐでしょう。 お盆を機会に「立ち止まって考える」「里山からの発想をもう一度、見直す」良き機会になる かもしれませんね。 みなさま、暑さと交通安全に気をつけてお帰りくださいましまし。(=^o^=)