Quantcast
Channel: ドームハウス日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 865

お彼岸

$
0
0

イメージ 1

イメージ 2



はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこ庵でございます。

僧侶の兄と共に「衛門三郎の里」さんを訪問。山頭火研究家の大山澄太先生の二十回忌

の法要と言うことで兄の読経に参列しました、数日遅れのお彼岸の趣でした。

大山澄太先生は、「衛門三郎の里」の市川館長さんの生前の良き友であり、山頭火研究の

第一人者でした、愛媛の著名な文化人で、自由律俳句の荻原 井泉水とともに山頭火を世に出した

当事者です。

俳句の町ならではの方です。市川館長は、大山翁の生前、最後の10年余り、薫陶を受けつつ、

お世話人を務め、数ある資料などを託されたためこの地で「大山澄太資料館」

を併設。毎年、命日の九月二十六日に法要を営んでいます。

市川館長から大山先生の様々なエピソードを聞かせていただきました。

山頭火から鉄鉢をゆずりうけたこと、句集の刊行を頼まれたこと、一草庵での暮らしを支えた

ことなど・・・これらはすべて先生のことなのですね。

大山先生は九十六歳で、逝去されるまで句を詠み、山頭火研究に専念されたそうです。

最後の数年は右手が使えなくなり、左手で句を嗜んだそうです。

やわらかで優しい筆遣いが、伝わってきます。

先生の在りし日の姿を写真に残したのは、市川館長です。

山頭火と言い、大山澄太といい、サイケデリックな句ですね。

psychedelicとは、魂を開示するという意味です。


 鉄鉢のなかにも 霰   山頭火

ならんで 竹の子 竹になりつつ  澄太

Viewing all articles
Browse latest Browse all 865

Latest Images

Trending Articles