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内なる季節

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『クリスマス・イブ』山下達郎



はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこ庵でございます。

あれよあれよと思う間にすでに年末モード、クリスマス・シーズンです。

やまねこは秋から病院通いが続いて、検査入院・手術入院・術後検査通院で年が暮れそうです。

これもネクスト・ヴィジョンの2014年への大切なステップとして、メディカル・ケアに勤めよう

かなと思います。

先日、タルタン寺の林さんと「社会の中で何かが変わった。来年はそれが明らかになる。

この加速する変化を止めることはできない。」と話し合っていました。

やまねこにはうまく説明できないのですが、何かが変わり、時代は大きく変化してゆくと思います。

神秘学的な『時代の羅針盤』を大切にしたいものです。

「神秘学は、ブラヴァツキー夫人の『ヴェールをぬいだイシス』以来、進化、発展という概念を人間にも宇宙そのものにも適用して、一切の存在の根底に働く「生命力」の諸相や、背後にあってその働きをうながしている「霊的存在たち」の在り方を論じている。この神秘学的な「有機体思想」からすれば、存在するすべては、それぞれ七つの段階をたどって進む外展(evolution)と内展(involution)の繰り返しの中で、より物質的な方向に濃縮化していったり、より霊的な方向に精妙化していったりする。ところがその進化の過程から疎外されて、いわば袋小路の中で堂々巡りをしている状態が例外的に現われたとき、神秘学ではそれを「第八界」と呼ぶ。進化そのものを「神の摂理」と言うなら、第八領界は「呪われた状態」であり、「悪魔の誘惑」に陥った状況の下にある。
植民地主義にはじまり、第一次、第二次世界大戦、環境破壊、ジェノサイド、核開発、HIVの出現と続くこの百年間を、未来の輝かしい人類社会への必然的な道程である、と見る人もいるかも知れないが、本書の立場は、この百年間を、人類がますます自分ではコントロールできない方向に向かっていく、まぎれもない人類社会の第八領界である、と考えている。(中略)近代の巨大な物質文明社会も、このまま続けば遅かれ早かれ、途中で先へ進めなくなり、方向転換をよぎなくされるであろう。」(千年紀末の神秘学)

現代の第八領界とは、そのまま日々私たち出会っている現状・世相のような気がします。

「「どうすれば第八領界に入ってしまうかはさまざまです。たとえばこの世に生まれ、ふさわしい環境の中で、サラリーマンとして、医者として、商人として、農民として、職人として、あるいは仕事をしないで暮している限りは、どんな人も正常な外展と内展のプロセスをたどっています。
ところが、(中略)自分の運命にそむき、場違いな生活をするようになりますと、その人の努力のすべては、出発点がずれているので、努力すればするほど、狂いが大きくなり、ますます自分の本来の生活から離れてしまうのです。
この問題は、いろいろな場合について考えられます。納得のいかない出発点から人生を歩み始めた人が努力すればするほど、その努力の結果をみのらせることができなくなります。早くそこから離れて、新しい出発をすることができればいいのですが、それまでの努力によって得た経験内容は、その人にとっては捨てることのできない、かけがえのないものになっていますから、ますますそれにこだわり続けます。そしてこだわればこだわるほど、実体のない影みたいなものと自分との関係が、その人にとってリアルなものに思えて、知らず知らずのうちに、第八領界に陥るのです。」

経済生活にゆきづまり、精神生活にゆきづまり、社会生活にゆきづまる。

それはそのまま「行きづまりと反復に陥った社会のしくみ」であり、アポリアと言えるでしょう。

しかし、すでに時代は大きく「堰を切ったようにあふれるように変化する」のかもしれません。

人間が人間社会をコントロールできない時代、環境危機、核技術や社会病理や薬害、食品の汚染

にもあらわれています。

そんな時代の試練の中でわたしたちが守るべきはやはり「内なるものの優位」なのではないかな。

内なる展開があってこその外なる進展をもたらしうるのが人間です。

クリスマスを前に「内なる季節」の到来を祝福し、良き年末、良きネクスト・ヴィジョンの

構築に向かいたいものですね。

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